設備設計とは ?


 

“風、光、水”の言葉からは、季節に応じた爽やかで温かい風、日常生活に欠かせない光(電灯)、

 
 

さらに食生活・衛生管理に欠かせない水等‥‥‥いろいろ想像されます。

 
  住宅から学校、病院、ホテルまたは集会場など各施設にはこの“風”“光”“水”に代表されます  
  いろいろな形での“設備”が組み込まれています。  
  各居室、各作業空間の温度・湿度の調整維持制御および空気の清浄化を担います換気などを  
 

総称して「空気調和設備」、電灯・コンセントから各電動機装置への電源を安全にかつ経済的に

 
 

供給し、その操作・運転方法までも担っています「電気設備」、さらに洗面・トイレまた台所などの

 
  流し台への“水”の供給とその“排水”を衛生面に配慮して施設外へ導く設備としましての「給排  
  水衛生設備」、その他には「防災設備」「各種浄化設備」などがあげられます。  
  各施設の設備は、建築基準法、消防法、公害防止法からビル管理法等いろいろな法規制にした  
  がって組立てられることが求められ、また身の廻りにあります各機材装置を安全にかつ経済的に  
 

採用しつつその設備の機能性を重視していくことが求められています。

 
  さらに、各施設の計画・建設および運用から施設の廃棄に至るまでのエネルギー消費、施設の  
  保全管理運用に関しての詳細な資料を求められるケースが出てきています。  
  社会のニーズとしての“地球温暖化の抑制”“省エネルギー”に関心が広まってきており、各施設  
  の「設備」の更なる重要性が問われてきている証ではないでしょうか。  
  私たち設備設計技術者は、「建築設備士」に代表されます多種多様な資格と豊富な経験を身に  
  着けて、各施設の設備に関しての基本計画から実施設計、施工監理さらに設備診断等業務に  
  関与していくことが、各施設を造られ利用される方々のお役に立つことと理解しています。  
     
 

平成20年5月22日      (松尾 仁)

 

 


社団法人 日本設備設計事務所協会 岐阜県支部